鯖そうめんて?

鯖そうめんは 丸々お頭付きで焼いた鯖をぶつ切りにして、醬油と砂糖で甘辛く
煮付け、その煮汁で茹でたそうめんを軽く炊いて、盛りつけた食べ物です。
たいてい大皿でドンと提供されます。そうめんの上に鯖が1本乗せられて大変
豪快で華やかな料理です。
出来立て熱々を食べるというより、ほんのりぬるい、しばらく放置され、めいめいが
小皿に取り分けて食べるおかずの一種です。
その成り立ちは、湖北地方の慣習「五月見舞い」にあるといわれています。
農家に嫁いだ娘を労り実家から田植えの時期に丸々の焼き鯖を贈るという風習です。
今でも一部で残っています。
昔はご飯を炊くのも一苦労でした、ガスでなくマキです。多分1時間はかかったと思いま
す。
労働力として田仕事を家族でして疲れ切って帰宅して嫁は役割としてごはんづくりが
待っています。考えただけでも大変です。夫、舅、姑、子供のためです。
それを労り ご飯を炊くより早くて簡単で、腹持ちのするさばそうめんをつくるために
実家から焼鯖を送ったのです。たしかにそうめんは2分程度で茹でられますし、さばを
ぶつ切りにして、醬油、砂糖で炊くのも10分程度です。後はあえるだけ。
農村では出前もないし、惣菜を売るという店もほとんどない、
鯖そうめんは今でいう簡便なインスタント的なメニューだといえます。
その成り立ちを考えると弊社がインスタント鯖そうめんを開発したのも、現代は
乾麺をゆでること自体が煩わしい時代で面倒で時間がかかる、鍋を出す必要がある。など
今の時代の台所事情をとらえたのかも知れないです。
 
昔も今も鯖そうめんはインスタント的な簡便な料理なのです。
その鯖そうめんは商人のまち長浜旧市内にも伝わりその華やかな盛り付けから曳山祭り
のおもてなしのごちそうとして広く愛されています。